第二新卒・フリーターさんの就職
●第二新卒(学校卒業後の3年以内が一般的)
第二新卒とは、一般的に学校を卒業後、一度就職をしたが数年の内に転職活動をする若手求職者を指します。
年齢については一般的には卒業後約3年以内を指すため25歳前後とされますが、最終学歴によっても異なりますし、企業によってはそれ以上でも受け入れてくれるケースも多いため厳格な基準はありません。
●既卒(20~24歳頃)
既卒(既卒者)とは、高校、専門学校、大学などの学校を卒業後、一度も就職したことがない人(社会人経験がない人)を指します。
「既卒だから就職は無理」だと考える人もいますが、フレッシュさやほかの企業に染まっていないことから既卒者を積極的に採用する企業もあります。
●フリーター
フリーターは、フリーアルバイターの略です。
内閣府による平成15年版国民生活白書では、フリーターを「15~34歳の若年(ただし、学生と主婦を除く)のうち、パート・アルバイト(派遣等を含む)及び働く意志のある無職の人」と定義しています。
●ニート・中年ニート・ネオニート・高齢ニート
ニートは何歳までなら就職できるという明確な線引きはありません。
しかし、一般的にニートの就職は、30歳以上になると厳しくなる傾向が若干あります。
但し、就活の開始がどんどん遅れてニートのままでいると社会復帰が難しくなる恐れもあるという意見もあるようですが、近年にあっては必ずしもそうとは言い切れないようです。ネットを通じて自ら起業をされる方々も多くなり、さらに芸術的な志向をもって、むしろWebで大成功される人もいるくらいです。
ニートとは、定職に就いていなくて就職に向けた取り組みも行っていない者を指しますが、この条件に当てはまる35歳以上の人々は「中年ニート」と呼ばれています。 誤解されがちですが、長く失業していてもその間ずっと求職活動を続けている人は決してニートではありません。
また、「ネオニート」とは、就職しなくても十分な収入を手に入れている人のことを指します。 主として自宅のインターネット環境を用いて活動し、給与や親の資産などではなく、働かずに所得を得る「不労所得」により自力で生計を立てているのが特徴です。
近年は、高齢化社会のピークを迎え、高齢者のニートが激増しているとして、「高齢ニート」という言葉を耳にします。しかし、明確な定義は存在しません。この言葉の用い方によっては「ハラスメント」にも直結しますので、留意を必要とします。