【一般的になった今日の家事代行サービス】
家事代行サービスとは、定期的又は一時的に利用者宅を訪問し、居宅内及び敷地内において、日常的な家事に関する業務(炊事、洗濯、掃除など)の代行又は補助を行うものです。
家事代行は、共働き世帯や高齢者世帯などの増加や核家族化の進行、生活スタイルの変化などを受け、少しずつに利用が広がっています。
日本規格協会(JSA)によると、事業者数は現在700社以上あり、毎年30社程度増えているそうです。この中で、上場企業はなんとダスキンとCaSy(カジー)のわずか2社しかありません。(2024年5月現在)
具体的には「家事代行サービス」とは、自宅に訪問し、依頼人の要望や生活スタイルに合わせて、掃除や洗濯、料理などの日常的な家事を代行するサービスです。依頼できるのは1週間分の洗濯、平日用のごはんの作り置き、お風呂掃除などです。
代行料金は、一般的に1時間単位の基本料金が設定されているため、依頼内容に関わらず「時間単価×時間」がベースとなります。
作業は、掃除用具、洗剤、調理器具など依頼人の自宅にあるものを使用して行うため、依頼人が支払うのは人件費やサービス料がメインです。
依頼人と直接契約を結ぶ家政婦とは違って、家事代行サービスは会社を通してスタッフが派遣されるため、なにかトラブルが起きてもきちんと会社側が対応してくれます。
例えば、多くの会社が損害賠償保険に加入しているため、作業中に物損事故などが発生した場合も補償されることが多いようです。
【料金の相場】
家事代行サービスには、単発で依頼するスポット契約と、週に1回など定期的に依頼する定期契約の2種類があります。
掃除など定期的な家のメンテナンスで依頼するなら定期契約を、引越しや年末の大掃除、ホームパーティーのヘルプなどに利用するならスポット契約がオススメです。
スポット利用の場合 1回あたり14,754円(税込)(土曜昼3時間。基本料金、交通費、指名料を平均値で計算した場合)
部屋の広さ、家族の人数、ペットの有無、住んでいる地域などによっても料金は上下するため、相場と実際の金額は異なる場合があります。定期契約の場合、月ごとの契約回数にもよりますが、スポット契約よりも基本料金の単価が割安になる傾向があるため、1ヵ月の利用で2~3万円が一般的です。
スポット、定期契約どちらでも、2時間からの利用と定めている会社が多いようです。
延長、スタッフの指名制度、早朝・深夜作業は会社によって対応していない場合がありますので、
事前に調べておきましょう。