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黒門固め煙止メ衆(くろもんがためけむりどめしゅう)軽輩なれど武士に候

デイバイデイ(人生の散歩道)
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こんにちは。サイト運営者の「まちくま」です。このブログは開設してまだ間がないのですが、毎日・毎晩、多くのアクセスを頂き感謝しています。

「子連れ狼」(こづれおおかみ)は、小池一夫原作・小島剛夕画の日本の時代劇漫画(劇画)。

●小池一夫(こいけかずお)氏と「子連れ狼」

1959年中央大学法学部卒。中学校から大学まで剣道部に在籍する。
中大在籍時は「桃太郎侍」で知られる時代小説家・山手樹一郎に師事。
その後、さいとうプロに所属し、「無用之介」「ゴルゴ13」などの原作に携わった。
1970年代は、「子連れ狼」「御用牙」「修羅雪姫」「忘八武士道」など時代劇作品を多数発表。
その多くが映画化またはドラマ化され、当時の映画界に大きな影響を与えた。
クエンティン・タランティーノ、ジョン・ウーなど、日本国外にも多くのファンを生んだと言われる。
「子連れ狼」は1987年と、最も早い時期にアメリカで出版され、成功を収めた数少ない日本漫画の一つです。

●小島剛夕(こじまごうせき)氏と「劇画」について

肖像画家の家に生まれ、映画館の看板描き、紙芝居を描く仕事から白土三平のアシスタント。
「土忍記」で一般週刊誌にデビュー、時代劇漫画家として人気を博す。
1972年より「漫画アクション」に連載された『子連れ狼』(原作:小池一夫)が大ヒットし代表作となった。
「まちくま」も最初は単なる漫画ではなく、筆で描かれた迫力ある画風に驚いたものです。
一般的な漫画がGペン(漫画用Gペン)を使って執筆されるのに対し、小島氏はペンを使わず筆を用いて執筆していた。当時の「まちくま」は「劇画」という言葉が「時代劇漫画」の略であることも知り、納得したものです。

「子連れ狼」は1970年9月10日号〈No.38〉~1976年4月1日号〈No.15〉まで「漫画アクション」(双葉社)に連載された作品です。

【ストーリー】

出典:「子連れ狼」震慄(しんりつ)之章 其之八十八 黒門固め煙止メ衆

烈堂率いる柳生一族の手により妻の命と職を失った、水鴎流剣術の達人で胴太貫を携える元・公儀介錯人拝一刀と息子・大五郎の、さすらいと復讐の旅物語。

映画では子連れ狼 (若山富三郎版)。
テレビでは子連れ狼 (萬屋錦之介版)、子連れ狼 (高橋英樹版)、子連れ狼 (北大路欣也版)と、

それぞれ「まちくま」は全て鑑賞しております。
映像の中で一番印象的で強烈だったのが、今は亡き若山富三郎さんの「拝一刀」。素晴らしかったです。初の映像化作品だけあって、凄みのあるダイナミックな殺陣は今でも「まちくま」の記憶に残っていますね。

【原作者による時代考証と劇画のリアルさ】

劇画「子連れ狼」は、なんと言っても復讐の旅、父子の愛、武士道の非情というテーマを組み込んだ一大叙事詩とも言えます。
1970年代は昭和45年、まさに日本は「高度成長期」時代であり「マクドナルド」もこの時代に生まれた。
大阪で日本万国博覧会が開催され、日本の戦後復興と経済力が世界に向けてアピールされ、日本人の生活にも少しづつ余裕がでてきた。
このような背景のもとで、劇画「子連れ狼」は大ヒットし、「武士道」「冥府魔道(めいふまどう)」という言葉が大衆に浸透したわけです。
小島剛夕氏が描く「墨絵」のような背景と、繊細なタッチで表現される主人公「拝一刀」の太刀さばきには、半端なく伝わってくるものがありました。

【本作で「まちくま」が一番心に残った作品】

●其之八十八
黒門固め煙止メ衆(くろもんがためけむりどめしゅう)

●其之八十九
狼止メ衆は不死(ぶし)にて候

「拝一刀」と煙止メ衆筆頭「羽斗玄武(はぶりげんぶ)」との一騎打ちが描かれている。

【内容】

出典:「子連れ狼」震慄(しんりつ)之章 其之八十八 黒門固め煙止メ衆

多くの民を賞金首五千両の争奪戦に巻き込まぬため、ぷっつりと行方を断った一刀と大五郎。
焦る柳生烈堂に将軍は、直属の警固衆・黒門固メ煙止メ衆(くろもんがためけむりどめしゅう)を使えと命じる。
身分は足軽なれど、手練の技には凄まじいものがあった。

【黒門固メ煙止メ衆は、手練れ中の手練れ】

原作より抜粋:
御霊屋黒門の警護、並びに御行列のつつがなきよう。
御通路にあたる三町四方は「煙止メ」と称し、一切の煙を立つを禁じるなり。
その煙だちをあらたむる士(もの)たちを「煙止メ衆」と称し、足軽組中より選りすぐりし者たちにて、しかる任につかせたるなり。

【記憶に残る感動の言葉】

羽斗玄武の「軽輩なれど武士に候」

エンタメ
エンタメとはエンターテインメントの略式称で人々を楽しませてくれる娯楽やサービスの事をいいます。演芸、芝居、音楽、娯楽性の高い文学やショーのほか、レジャー、遊びなどの類語も含めます。
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