大手である製薬メーカーのサプリ「紅麹(べにこうじ)コレステヘルプ」は、「悪玉コレステロールを下げる」等と示していました。
この問題をめぐっては、当該メーカーが自主回収を進めている健康食品に使用しているものと同じ紅麹原料が、子会社を通じて取引先に販売され、他の健康食品などに使われたことが分かっていて、多くの食品企業が自主回収する動きが拡散しています。
「まちくま」も複数の機能性表示食品(紅麹ではないが・・・)を愛用しているだけに、こういう事件があると、とても残念に思います。
今後の機能性表示食品の在り方が問われるのは必須かも知れませんね。
機能性表示食品の市場規模は、前年比19・3%増
2023年の機能性表示食品の市場規模は、なんと前年比19・3%増の6865億円になる見込みなのだそうで。(出典:調査会社 富士経済)
その中で驚異的な伸びと言える商品群は、脂肪低減、コレステロール値の改善、ストレス緩和等、
消費者の健康意識のツボを押さえたものが多いと聞きます。
そもそも、機能性表示食品とは2015年に導入された制度で、事業者の責任で、科学的根拠を基に商品パッケージに機能性を表示できる食品です。
(事業者が届け出たこの情報は消費者庁のホームページで確認できます。)
基本的には国の審査がなく、トクホ(特定保健用食品)に比べ「安く、短期間で」の表示が可能になることから、商品数(23年10月18日時点)は6789件となり、1055件だったトクホの約6倍。激増ですね。
【機能性表示食品とは】
機能性表示食品とは、疾病に罹患していない方を対象に、食品中の「機能性関与成分」を摂ることにより、「おなかの調子を整えます」「脂肪の吸収をおだやかにします」など、健康の維持・増進に役立つ効果が期待できることを、科学的根拠に基づき商品パッケージに表示した食品です。
出典: 公益財団法人 日本健康・栄養食品協会
【トクホ(特定保健用食品)との違い】
事業者が自らの責任で、商品パッケージの表示内容や、安全性及び機能性の根拠に関する情報、
健康被害の情報収集体制など、必要な情報を販売前に国(消費者庁)へ届出るもので、
特定保健用食品とは違い、国が安全性や機能性の審査を行ったものではありません。
【消費者庁ウェブサイト】 機能性表示食品に関する情報
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/foods_with_function_claims/,
[PR]