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LIFE(科学的介護情報システム)とは?「まちくま」的な説明と考察。

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こんにちは。サイト運営者の「まちくま」です。この「お手伝い.com」ブログは2024年4月に開設してまだ間がないのですが、日々多くのアクセスを頂き感謝しています。

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LIFE(科学的介護情報システム)とは?「まちくま」的な説明と考察。

科学的介護とは?

科学的介護とは、科学的裏付けに基づく介護のことで、より効果的で質の高い介護サービスの提供に向けてその普及・実践が望まれています。
医療分野においては1990年代以降、「根拠(エビデンス)に基づく医療」が実施されており、介護業界にもその波が到来。
科学的介護の基盤となる介護データベースの整備が進められてきました。

そのデータベースとなるのが、「VISIT」「CHASE」「LIFE」です。

●VISIT
2017年度から運用を開始。
通所・訪問リハビリの効果を科学的根拠に基づいて分析するためのデータベース

●CHASE
2020年度から運用を開始。
科学的介護の実践を目指して、利用者の状態やケア内容を集積するデータベース

●LIFE
2021年から運用を開始。
「VISIT」・「CHASE」の一体的な運用に向けて名称変更。

介護のLifeの目的は?

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「LIFE」の目的
政府がLIFEの活用を推進する目的は、科学的な裏付けに基づいた介護を実現するためです。
LIFEが介護サービスのエビデンスを蓄積し、フィードバックを受けた介護現場がPDCAサイクルを推進することにより、ケアの質向上が期待できると考えられています。

LIFEの目的は、PDCAサイクルを回し、ケアの質の向上を図ることです。
LIFEは、全国の介護サービス利用者の状態やケア内容を分析・評価し、客観的な根拠として用いることができるデータベースの構築を目指しています。
介護事業者はLIFEを活用することで、客観的な根拠に基づいた再現性のある介護を実施できるようになります。

Lifeを導入するメリットは?

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利用者に合わせたケアを提供しやすくなる

全国の事業者から集められたデータが蓄積されているため、LIFEを導入することにより利用者の状態に合わせたケアを提供しやすくなります。
事業所内で、ケアの方法について話し合いを進めやすくなる点も見逃せません。
具体的なデータを活用できるため、建設的な議論を行えます。

Life加算のメリットは?

科学的介護推進体制加算を算定するためには、LIFEを導入して定期的に利用者情報を提出し、フィードバックを受け取る必要があります。
科学的介護推進体制加算を算定することで、介護サービスの質や業務効率が向上し、介護人材の人材確保にもつながる効果が期待できます。

Lifeの提出を忘れた場合どうなる?

提出を忘れた場合⇒利用者全員の算定ができなくなる!
事業者にとって大きなマイナスになってしまいますので、「翌月10日」までの提出を忘れずに。

Life いつ?

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厚生労働省は、新たな「科学的介護情報システム」(LIFE)の一部の稼働を2024年4月22日に始める。
同日から2024年7月末までは利用者情報とADL維持等情報に限り登録可能とする。
2024年8月1日から本格的に稼働させ、2024年度の介護報酬改定に対応した様式情報を登録できるようにする。

Lifeの導入手順は?

1.LIFEのWebページから申し込む
2.起動アイコンをダウンロードする
3.LIFEにログインし端末情報と操作職員を登録する
4.利用者の情報を入力して定期的にデータを提出する

Lifeの対応OSは?

介護報酬の電子請求受付システムについては、対応OSがWindows10(※Windows11は令和4年対応予定)・対応ブラウザはInternet Explorerのみの対応ですが、LIFEの対応OSはWindows11・対応ブラウザはInternet ExplorerまたはMicrosoft Edgeとなっております。

Lifeの記録職員とは?

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LIFEは、介護サービス利用者の状態等を誰が評価したのかを管理・記録することができます。
介護サービス利用者の状態等の評価を行った職員のことを「記録職員」と呼びます。
「記録職員」の登録の際には、「管理ユーザー」でログインし、「記録職員情報登録更新」から必要な情報を登録します。

Life管理ユーザーとは?

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管理ユーザー LIFEにログインし、操作ができるユーザーです。

「操作職員」「記録職員」「介護サービス利用者」の情報管理を行なうことができます。
厚生労働省から各事業所に対し、管理ユーザーのIDが1つ配布されます。
様式の入力を行なう際には操作職員を作成する必要があります。

Life介護は複数端末で利用できるか

LIFEは複数端末で利用ができますが、できることなら1つの端末での利用がおすすめです。

上でも説明しましたが、暗号化キーのバックアップは管理者ユーザーのPCでのみ出力できます。
その暗号化キーを操作職員ユーザーのパソコンへ随時取込を実施する必要があります。

「まちくま」的な考察

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LIFEがうまく活用されるようになれば、実務においてどのような変化が起きるか?

これまで政府や保険者が持つデータでは「どのサービスを1ヶ月にどのくらい利用したか」
という大枠しか把握できなかった。

つまり、ケアの中身まで振り返れる内容にはなっていなかったという現実があります。

LIFEができたことにより、これまで介護職員のスキルや経験則頼みになっていた領域に、
介護の効果を測る「ものさし」ができたわけです。

従って、LIFEが定義する「根拠のある質の良い介護」を客観的に明示できるようになったということ。
このことにより、日々のケアの質のベースアップを図ることに今後は期待できます。

但し、デメリットとして、データを入力する大変さが発生していることは否めません。

当初は大変ではあるが、LIFEの構築により、将来根拠のあるケアの選択肢を広げたり、人材育成のスピードを上げたりすることが可能となるでしょう。
例えばこれまで一人前の介護職員になるのに10年かかっていたところを、LIFEを土台にして習得することで、最初のステップ、さらにスキルアップを短縮できるようになることも期待できるかも知れません。

これは医療業界においてはすでにやっていることで、医師の後方には過去の臨床データなどの集積から成る膨大なビックデータが構築されています。
これをもとに個々の医師が判断して、患者に説明して、治療に当たっている。
それと同じことを介護業界でも「LIFE構築」し、日々の介護に活用するという試みと理解しています。

しかしながら、LIFE導入はある程度は人員体制に余裕がないと現実的ではないという意見も耳にしました。つまり、科学的介護に取り組みやすい事業所とそうでない事業所というのは確実にあるようです。

特別養護老人ホームや介護老人保健施設を運営するような比較的大規模な法人にはできても、
例えば小規模デイサービスを運営しているような法人にとっては難しいかも知れないという意見もあるようです。

これは今後のLIFE導入における大きな課題であると、「まちくま」の拙い感想と私見です。

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この記事を書いた人
まちくま

大阪府堺市西区の一住民。自宅近隣の浜寺公園でいつもウォーキングしてます。職業はフリーランス。(他に複数のサイトを運営中。)趣味は、バイク、ネット散策、家庭での料理です。プロフィール詳細はこちら≫

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