カメラは「シャッターを押す」しかできなかった私が、写真コンテストで入賞するまで

2024.05.032024.11.10

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こんにちは。お世話になります。「まちくま」の家族の証言です。

写真なんてスマホで十分。
それ、本当にそのとおりです。
スマホなら軽いし、いつも持っているのでパっと写真が撮れます。

私もそう思っていたのに、あるきっかけで大奮発して一眼レフカメラを買ってしまいました。
そのきっかけというのが、ある写真家さんの個展でした。

たまたま近くでやっていたので入ってみたところ、衝撃を受けました。
写真は思い出つくりに撮っておくものだと思っていたのですが、プロの写真はもう一歩深いのですね。ただの風景、ただの家族写真ではなくて、その時の空気感や感情までもが伝わってきそうな。

私も、そんな写真を撮りたい！！！！と思いました。

それで大奮発して一眼レフカメラを買ったのです。
なぜなら、スマホだとやっぱり一眼レフカメラほどの迫力ある写真が撮れないからなのですね。ノペっとした写真ならきれいに撮れるのですが、あの時に見た奥行きや空気感までも伝わるような写真は、どうしても撮れないなと思いました。

なので、「ただの記録」として写真を撮るならスマホで十分だと思います。ですが、もう一歩深いところを残したいと思ったなら、一眼レフカメラが良いなと思いました。

こうして、私のカメラとの奮闘が始まります。

まず、機能が多すぎて意味が分かりません…。
説明書を見てみて、難しい言葉だらけで脳が拒絶反応を起こし始めます。

とりあえず、オートモードにしてシャッターを押せば撮れる。それだけは理解できました！
そこで張り切って、近所を歩きながら写真をたくさん撮りました。

私はこのとき、自分が大きな勘違いをしていることに気づきました。

いいカメラを使えば、写真家さんのようないい写真が撮れると思ってたんですね。

でも全く違いました。

やはりどんないい道具も使い方次第。
私の技術ではスマホとあまり大差ない写真しか撮れませんでした。

途方に暮れました。

そんな時に、出会ったのです！！

ド素人でも一眼レフカメラを使いこなせるという、素晴らしい教材に！
それがこちら。

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まず、専門用語が分からなくてもOKという触れ込みに惹かれました。もう、単語が多すぎてウンザリしていたので、言葉が分からなくても理解できるという謳い文句は大変魅力的でした。

それから、お家で学べること。
教室に行って、みんなの前で写真を広げられて辱めを受けるのは、想像しただけでも吐きそうだったので。お家で一人で好きな時間に撮り方の説明を見られるのは嬉しいと思いました。

届いて早速開けてみました。

DVDの解説は、先生も助手の方も緊張していて、素人感満載で逆に面白かったです。やっぱり、慣れまくっていて上から話をされるよりも、親近感が湧きました。

一つ残念だったのは、テキストが白黒だったことです。
写真のテキストなのでカラーが良かったなと思いました。

でもここは皆さんそう思われるようで、ちゃんとスマホやパソコンからカラーで見られるように補足してありました。残念でしたが、受講者の意見をちゃんと聞いてくれるんだなと少し安心もしました。

肝心の中身ですが、カメラの専門用語が分からなくても、たしかに理解ができます。
というのも、専門用語をものすごく丁寧に解説してくれるので「あ、そういうことだったんだ〜〜〜！！！」と衝撃的なレベルで分かりやすかったのです。

ホワイトバランスや露出、被写界深度など、説明書で見ただけではチンプンカンプンだった内容が、ハッキリ分かるようになりました。これは自分でも驚きでした。
確かに分かると、専門用語を使ったほうが説明が早いことにも気づきました。

そして、先生が繰り返し仰っていたことがあります。

このポイントが、プロと素人の境目なのだそうです。

これを知れたのが本当に大きかったです。
ただ撮り方を知るとか、使い方を知るということじゃなかったんですね。だからプロが写真を撮ると、空気感や感情が伝わってくるんだな〜と、本当に腑に落ちました。
でも最初は頭では分かっていても実践するには難しいこともありました。
そこも素晴らしくて、フォローアップのメールがめっちゃ沢山届くんですね。そのメールの中に答えがいっぱいあって、なるほど〜〜の山でした。

ある時、私の写真を見た上司が、「こういうコンテストがあるから出してみたら？」と言ってくれました。その上司も写真が趣味だそうで、コンテストに参加すると目標もできるから楽しいよとのことでした。