看護師さんの転職は今、まさに売り手市場!
現在の日本は深刻な看護師不足。2025年には、157万人もの看護師(保健師、助産師含まず)が必要になるといわれています。
(※「看護師・介護職員の需給予測」 川越雅弘 国立社会保障・人口問題研究所)
それに対して、2010年の就業看護師数は約138万人。
(※「平成23年 看護関係統計資料集」 日本看護協会出版会編集)
あと12年で、看護師の数をおよそ20万人増やす必要があるということが言えます。つまり長期的にみて、看護師に対する需要が高いままであるということも言えます。
このように、多くの医療機関が看護師の増員を希望している現在、とても転職しやすい環境ですね。その中でも、常勤希望の正看護師さん(夜勤もできる)を、採用したいというところが特に多いのです。
相変わらず高い離職率の現場!
しかし、その看護師不足が、現場で働く看護師の負担になっているのも事実。
2012年には、常勤(正職員)で働く看護師の離職率はなんと10.9%と、かなり高い数字になっています。
(※2013年3月7日 日本看護協会ニュースリリース)
離職の環境的理由のトップ5は
●超過勤務が多い
●夜勤の負担が大きい
●責任の重さ
●休暇がとれない
●上司との関係
離職の個人的理由のトップ5は
●妊娠・出産
●結婚
●子育て
●自分の健康
●転居
「まちくま」の拙い感想と意見
個人的な理由の「転居(例えば遠隔地へ引っ越し)」は仕方ないとして、看護師さんの職場環境のさらなる改善は必須と言えますね。
残業多く、夜勤の負担も大きく疲れる。思うように休暇がとれない。さらに人間関係悪いとか。(パワハラなど・・)
正直申して看護師さんのお仕事。一口で言うと「半端なくきつい」です。
夜勤・交代制勤務の勤務形態に加え、勤務時間超過の常態化が問題となっていることは言うまでもないことで。
また、看護師は結婚や出産、育児といったライフステージの変化との両立が難しく、離職する人が多いため、慢性的な人手不足を抱えていると言えましょう。
このような時代を背景に、正職員の看護師さんでさえ、10年以内に一度は転職を経験する計算になると耳にしましたが、残念ながら納得です。
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看護師さんの働き方
【正看護師】
診療報酬に加算される国家資格。
病院・クリニックでのニーズは高い。
【准看護師】
正看護師に比べて、業務可能範囲が狭くなり、診療報酬の加算対象外のため、事業所のニーズが比較的低い。
【保健師】
健診業務、健康指導など医療現場からは離れた形で看護を行う。
保健師として働きたいというニーズは大きいが、求人数があまりにも少ない。
【助産師】
出産に携わる看護師。
女性限定の資格。
看護師の業務内容
【日勤業務】
医師の指示のもと、他の看護師と一緒に患者に対する処置を行います。
通常の病棟での患者のケア、食事介助、外来対応などが主な業務です。
【夜勤業務】
入院患者の容態が急変した際に、宿直の医師の指示を仰いだり、救急患者の受け入れサポートが主な業務です。
日勤業務に比べて、基本的に人数が少ない体制です。
看護師の勤務形態
【常勤(正職員)】
日勤も夜勤も行う看護師です。
病院によって、2交代制や3交代制などのシフトがあります。
【日勤常勤(正職員)】
日勤のみで働く正職員の看護師です。
病院や配属によって、日勤常勤の雇用形態の有無が決まります。
どこでも日勤常勤を受け入れているわけではありません。
【非常勤】
働く時間や曜日に制約がある看護師です。
時給換算での雇用形態で、いわゆるパート(アルバイト)です。
【夜勤専従】
夜間帯のみ勤務する看護師です。
非常勤に比べて時給が高く(夜勤手当)、こちらもパート(アルバイト)の扱いになります。
これから転職を希望される看護師さんへ
看護師さんの転職サイトを運営する求人サイトは数多くあります。
紹介会社の中には強引に案件を進めようとする営業マンもいますので注意しましょう。
転職したい看護師のひとりひとりの状況に向き合って転職を支援するサービスが求められていることは言うまでもありません。情報収集、面接の日程調整や条件交渉などを代わりにやってもらえたり、専属のキャリアアドバイザー(エージェント)が気軽に相談に乗ってくれる会社が良いと思います。
「非公開求人」と呼ばれる好条件の求人の存在
ここで、大事なことは応募が集中するため一般には公開されない、「非公開求人」と呼ばれるホットかつ好条件の求人を担当者から紹介してもらえると良いでしょう。
事業所にとっても「マッチングがうまくいきやすい」「アプローチが楽になる」などのメリットがあるはずです。
特に常勤希望の正看護師(夜勤もできる)を希望される方にお勧めの転職サイト
昨今の医療施設としては、(夜勤もできる)常勤の看護師を採用したいというところがとても多い現実。
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