理学療法士・作業療法士・言語聴覚士さん
リハビリテーション３資格について 理学療法士（PT）・作業療法士（OT）・言語聴覚士（ST）は、いずれも国家試験に合格しないと取得できない国家資格です。
国家資格はたくさんありますが、その中で医療に関わる資格であり、さらにリハビリテーションを専門とする資格がこの３資格です。
それぞれ略してPT・OT・STと呼ばれることもあります。
それぞれに担当分野があり、仕事内容などに違いもありますが、どれもリハビリテーションの重要な専門職であることに変わりはありません。
理学療法士（PT）
「Physical Therapist」、略してPTとも呼ばれる｢理学療法士｣とは、身体などに障害を抱えた方に、
座る・立つ・歩くといった基本的な動作能力の回復・維持の為に、治療体操や電気療法を用いて、
自立した日常生活を支援する医学的なリハビリテーションの専門職です。
●仕事内容 起きる・立つ・歩くといったような、基本的動作能力の回復をサポート
●主な職場 医療機関・訪問リハビリテーション事業所・地域の保健センターなど
作業療法士（OT）
「Occupational Therapist」、略してOTとも呼ばれる｢作業療法士｣とは、
食事や着替え、家事や仕事といった日常生活に関わるすべての諸活動において、
様々な方法でサポートしていく専門職です。
●仕事内容 日常生活を営む上でのあらゆる作業を通じて、応用動作の維持や改善、精神的ケアも担当
●主な職場 医療機関・メンタルクリニック・特別養護老人ホーム・発達障がい児（者）支援センターなど
言語聴覚士（ST）
「Speech Therapist」、略してSTとも呼ばれる｢言語聴覚士｣とは、先天的または後天的な原因のため、言語機能や聴覚機能に障がいを抱える方を対象に、機能維持や向上を目的としたリハビリテーションを行う、
｢言語聴覚士法｣に基づく国家資格です。
また、摂食や嚥下障害の問題にも対応します。
●仕事内容 言葉を使ったコミュニケーション全体の障害、及び嚥下障害などにも対応
●主な職場 医療機関・特別養護老人ホーム・デイサービスセンターなど
