調剤薬局や病院の就業規則の中には、「退職は2ヶ月前(管理薬剤師は3~6ヶ月前)に上長に申告すること」と決められているケースもあります。
その通りに申告しないとなかなか退職を認めてもらえないというのは、薬剤師の世界でよくある退職トラブルです。
この規定の背景には、下記●のような「会社(病院)側の都合」があります。
●処方せんの長期化により60日処方や90日処方があり、担当患者様への対応や、他スタッフへの引継ぎに時間がかかるから。
●人手不足のため、後任が決まったあとに退職してほしいから。
法律上、「退職申告が遅れた」「後任がいない」などを理由に、会社(病院)側が強引に退職を却下することはできません。
正しく退職の手順を踏んだのに関わらず、退職させてもらえない場合は、直属の上司より階層が上にあたる管理職・経営層に相談してみましょう。
法律を根拠として交渉をすれば、退職もスムーズに進むはずです。
なお、現在の職場を退職するのと同時並行して就活するのは大変ですが、
さらなるステップアップの「転職」、自身の一生の問題として前向きに頑張りましょう。
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