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第1種向精神薬とは、日本の麻薬及び向精神薬取締法において、医療上の有用性がある一方で、3段階の分類(第1種〜第3種)の中で最も医療用としての濫用の危険性が高く、有害作用が強いとされる医薬品です。

心療内科系の薬学
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第1種向精神薬とは、日本の麻薬及び向精神薬取締法において、医療上の有用性がある一方で、3段階の分類(第1種〜第3種)の中で最も医療用としての濫用の危険性が高く、有害作用が強いとされる医薬品です。

医療機関や薬局における保管や譲受・譲渡、帳簿記録の義務などが極めて厳格に規制されています。

主な第1種向精神薬の一覧

日本国内で現在医療用に流通している主な成分と商品名は以下の通りです。

メチルフェニデート(商品名:コンサータ、リタリン)

中枢神経刺激薬(ADHD治療やナルコレプシー治療に使用)

モダフィニル(商品名:モディオダール)

覚醒促進剤(ナルコレプシーなどの過眠症治療に使用)

セコバルビタール(商品名:アイオナール)

バルビツール酸系催眠鎮静薬(現在は臨床で使われることはほぼありません)

※なお、海外で流通している一部の成分(ジペプロール、フェネチリン、フェンメトラジンなど)も第1種に指定されていますが、日本の医療現場では原則流通していません。

他の区分(第2種・第3種)との違い

向精神薬は、依存性や安全性の度合いに応じて次のように分類されています。

区分濫用の危険性 / 規制の厳しさ代表的な薬剤例

第1種最も高い(極めて厳格な管理)

メチルフェニデート、モダフィニル

第2種高い(厳格な管理)

フルニトラゼパム(サイレース)、アモバルビタール

第3種中〜低(一般的な処方薬管理)

ジアゼパム(セルシン)、トリアゾラム(ハルシオン)

主な取り扱い・法的な規制

第1種向精神薬は、不正な流出や濫用を防ぐため、医療従事者に以下のような義務が課されています。

鍵をかけた堅固な設備での保管(他の医薬品と区別し、盗難を防ぐため)

詳細な記録・帳簿の義務(購入・処方・廃棄のすべての数量を日付とともに記録し、2年間保存する)

処方日数制限(患者への1回の処方日数が原則「30日分」などに制限されている)

出入国の制限(自己の疾病治療目的で海外に持ち出せる量に法律上の上限がある)

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